末廣ヴァイオリン教室|三重県四日市市・桑名市

三重県四日市市・桑名市のスズキメソード・ヴァイオリン教室です。子供から大人まで大歓迎!詳しくはホームページをご覧ください。http://etsukovl.com/

海の星カトリック幼稚園でのお母さんの子育て講座 「感性をそだてる-人格をそだてる」

2016年6月24日(金)に、三重県四日市市の海の星カトリック幼稚園での「お母さん子育て講座」で、ヴァイオリン演奏と、鈴木鎮一先生の教育理念による子育てについて講演させて頂きました。

お母様方の声を直接うかがえる機会をいただきまして、大変勉強になりました。園長先生の神馬久美先生には感謝申し上げます。

神馬先生には幼稚園のニュースレーター「て・くむ」にも、すてきな文章を書いて頂きました。ここでもご紹介させていただきます。

 

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お母さんの子育て講座 「感性をそだてる-人格をそだてる」  

6月24日 末廣悦子先生を招いて

 

末廣先生のヴァイオリンの音色は、心にジ~ンとくる、それはそれは美しい響き。全員感動! こんな静かで落ち着いた音楽が家庭の中で流れていれば、親も子も心豊かに過ごせるはず。そんな環境を作るのが母のつとめだと教えていただきました。

静かなそして、あたたかくて柔らかな雰囲気の中でこそ、感性は育ちます。ぜひ、今日からやってみましょう。「思ったらやりなさい、思ってやらないのは、思わないのと同じです。」これはスズキメソードの創立者鈴木鎮一氏の言葉です。

音楽でもスポーツでも何でも、一つのことを掘り下げて行くと「美―真善美」に到達します。子どもはお母さんが「美しいな!」と思うものを与えてほしいのです。毎日5分から始めて繰り返す練習にお母さんも付き合って励ましてください。「続ければできるようになる」「美しいと感じる」実感を子どもに与えてやってください。この体験が、その後の人生で困難を乗り越える力になります。あれこれたくさんの習い事をやらせるのは賛成できません。お母さんは世の中の情報に惑わされないで、一つを選んでください。「美しいと感じること」それが生きる力になります。一つがそこまで達したら、子どもが別のものを選んだとしても、そのレベルから出発して自分で積み上げることができるのです。聖書のマタイ書25章にあるタラントのたとえは、神様からもらっている才能(タレント)はみんな異なるが、自分のタレントを十分大きくするように、と教えていると思います。いかに大きく増やすかは母の力にかかっています。

日本では親と子だけの家庭が多く、周りとのつながりが希薄なので、相手の心を思いやることが育ちにくい環境になってきました。外国では教会というコミュニティをはじめ、家族親戚、近所の人々を招いて集いをする機会が多く、子どもたちは日常的にさまざまな価値観に触れ、それによって子どもの心が育ちます。一番大切な思いやりの心が育つ――真善美の域に達するまで支えてください。

「親が落ち着いた心でいることをまず、心がけましょう。」と、参加したお母さんは全員心に刻まれたことと思います。すぐにクラシックを聴かせ始めた、「自信をもって子育てを」の言葉に励まされた、先生の演奏に、お話にも「愛」を感じた…などの感想がたくさん寄せられました。明日からの子育てがたのしみになったようです。末廣先生、そして初期に園で教えられた岡田先生と伴奏をしてくださった岡田先生のお嬢様、心から感謝いたします。末廣先生から寄贈された、「子と母の名曲アルバム」は昼食時のクラシックの中に加え、園で流しています。

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才能教育研究会創立70周年記念イヤーオープニングセレモニー&鈴木鎮一記念館開館20周年記念セレモニー

1946年に、才能教育研究会の創始者、鈴木鎮一が松本市下横田にスズキ・メソードの礎となる松本音楽院を開設しました。当会は今年で創立70周年を迎えます。本年4月から来年3月までを70周年記念イヤーとし、期間中に記念コンサートやイベントなどを開催します。

2016年4月3日(日)には、「創立70周年記念イヤーオープニングセレモニー」と「鈴木鎮一記念館開館20周年記念セレモニー」が、長野県松本市の鈴木鎮一記念館で開催されました。

セレモニーでのコンサートでは、生徒たちと一緒に演奏してきました。さらに、70年前に松本音楽院で学ばれた第1期生による座談会「才能教育研究会の70年を振り返って」では司会も務めさせていただきました。

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■プログラム

 

★主催者挨拶

公益社団法人才能教育研究会 会長 鈴木裕子

公益社団法人才能教育研究会 名誉会長 豊田耕兒

 

★祝辞

松本市長 菅谷 昭

 

★70 周年記念事業発表

公益社団法人才能教育研究会 業務執行理事・事業委員長 木村眞一

♪生徒【小学校2年生まで】の演奏

協奏曲 イ短調 第1楽章(ヴィヴァルディ)/二人のてきだん兵(シューマン)/むきゅうどう・アレグロ(鈴木鎮一)

♪松本音楽院第1期生による演奏

カノンとジーグ(パッヘルベル)/セレナーデ(ヘルメスベルガー)

ヴァイオリン

鈴木 裕子(才能教育研究会会長)

眞峯紀一郎(元ベルリン•ドイツオペラ管弦楽団 第一ヴァイオリン奏者)

正岡 紘子(才能教育研究会 関東地区ヴァイオリン科指導者)

ピアノ:石川咲子

 

★座談会:「才能教育研究会の70年を振り返って」

鈴木 裕子(才能教育研究会会長・松本音楽院第1期生)

豊田 耕兒(才能教育研究会名誉会長)

能勢 頼明(株式会社ノセ眼鏡店会長・松本音楽院第1期生)

犬飼 康元(犬飼歯科医院院長・松本音楽院第1期生)

眞峯紀一郎(元ベルリン•ドイツオペラ管弦楽団 第一ヴァイオリン奏者・松本音楽院第1期生)

正岡 紘子(才能教育研究会 関東地区ヴァイオリン科指導者・松本音楽院第1期生)

司会:末廣 悦子(才能教育研究会理事・才能教育研究会 東海地区ヴァイオリン科指導者)

 

♪会場の皆様と共にキラキラ星変奏曲 演奏

 

 

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セレモニーの様子は、才能教育研究会のブログ「Monthly Suzuki」でも詳しくご覧いただけます。

70周年オープニングセレモニー

 

 

スズキ・メソード三重支部卒業コンサート

2016年3月29日(火)、四日市市あさけプラザにてスズキ・メソード三重支部の卒業コンサートが開かれました。

スズキ・メソードでは「卒業制度」を導入しています。前期初等科から研究科まで数段階の課程を設けています。各課程には卒業課題曲があり、その曲の演奏を録音したメディアをスズキ・メソード本部へ提出し、卒業検定を受け卒業となります。

今年も三重支部では、大勢の生徒さんたちが卒業しました。おめでとうございます。

これまでの練習の成果を聞きに来てくださいました皆様も、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。

 

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この卒業コンサートでは、小さなお子様の無料での楽器体験も行いました。ご参加頂きました皆様、どうもありがとうございました。これを機会に、ヴァイオリンやチェロなどの楽器、音楽に興味を持って頂ければ嬉しく思います。

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スズキ・メソード三重支部卒業コンサートのお知らせ

2016年3月29日(火)13時より、あさけプラザにて、スズキ・メソード三重支部の卒業コンサートを開催します。お時間ありましたら、ぜひ遊びにいらして下さい。

また、2歳のお子さまから、無料での楽器体験も行っております。この機会にぜひお試しください!

 

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スズキ・メソードをご存じですか?

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「スズキ・メソード」をご存じでしょうか?

スズキ・メソードは、鈴木鎮一先生という、ヴァイオリンの先生が70年前長野県松本市で始められた早期幼児教育法です。

子どもは誰でも両親の母国語をはなすことができます。幼児は、母親や父親が話す言葉を「聞く」ことで、言語を学ぶのです。

母語教育法」と呼ばれる方法です。

まず耳(聞く事)からはじめ、子どもに音楽によって高い感性を育てる。これが「スズキ・メソード」です。

外国では学校教育に広く取り入れられ、46各国地域に拡がり40万人以上がこのメソードで学んでいます。

スズキ・メソードは世界中の子どもたちが習っているのです。

2012年5月、私はアメリカのミネアポリスでこんな経験をしました。

このとき、次の年(2013年3月)に日本で開かれる第16回世界大会のキャンペーンのため、「アメリカスズキ協会創立50周年」の講習会に出席する目的で渡米しました。

ミネアポリスの空港の入国管理官から、例のごとくアメリカ入国の理由を尋ねられました。

私はどうせ理解はされまいと思いましたが、

「スズキ・メソードのコンファレンスに出席のため」

と答えてみました。

すると入国管理官が眼を輝かせて、

「僕、 小学校でスズキ・メソードでヴァイオリンを習ったよ!ほらこの曲」

と言って、スズキの教本1巻にある「こぎつね」を口ずさんでくれました。

鈴木鎮一先生の「地球上のすべての子供の幸せのために」というこの社会運動は、今や世界中にこんなにも浸透したのかと、本当に深い感銘を憶えました。