2016年5月1日(日)に、三重県四日市市文化会館第二ホールにて、発表会が開催されました。
生徒のみなさま、素敵な演奏をありがとうございました。
ご来場頂きました皆様、ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
1946年に、才能教育研究会の創始者、鈴木鎮一が松本市下横田にスズキ・メソードの礎となる松本音楽院を開設しました。当会は今年で創立70周年を迎えます。本年4月から来年3月までを70周年記念イヤーとし、期間中に記念コンサートやイベントなどを開催します。
2016年4月3日(日)には、「創立70周年記念イヤーオープニングセレモニー」と「鈴木鎮一記念館開館20周年記念セレモニー」が、長野県松本市の鈴木鎮一記念館で開催されました。
セレモニーでのコンサートでは、生徒たちと一緒に演奏してきました。さらに、70年前に松本音楽院で学ばれた第1期生による座談会「才能教育研究会の70年を振り返って」では司会も務めさせていただきました。
■プログラム
★主催者挨拶
公益社団法人才能教育研究会 名誉会長 豊田耕兒
★祝辞
松本市長 菅谷 昭
★70 周年記念事業発表
公益社団法人才能教育研究会 業務執行理事・事業委員長 木村眞一
♪生徒【小学校2年生まで】の演奏
協奏曲 イ短調 第1楽章(ヴィヴァルディ)/二人のてきだん兵(シューマン)/むきゅうどう・アレグロ(鈴木鎮一)
♪松本音楽院第1期生による演奏
カノンとジーグ(パッヘルベル)/セレナーデ(ヘルメスベルガー)
ヴァイオリン
鈴木 裕子(才能教育研究会会長)
眞峯紀一郎(元ベルリン•ドイツオペラ管弦楽団 第一ヴァイオリン奏者)
正岡 紘子(才能教育研究会 関東地区ヴァイオリン科指導者)
ピアノ:石川咲子
★座談会:「才能教育研究会の70年を振り返って」
鈴木 裕子(才能教育研究会会長・松本音楽院第1期生)
豊田 耕兒(才能教育研究会名誉会長)
能勢 頼明(株式会社ノセ眼鏡店会長・松本音楽院第1期生)
犬飼 康元(犬飼歯科医院院長・松本音楽院第1期生)
眞峯紀一郎(元ベルリン•ドイツオペラ管弦楽団 第一ヴァイオリン奏者・松本音楽院第1期生)
正岡 紘子(才能教育研究会 関東地区ヴァイオリン科指導者・松本音楽院第1期生)
司会:末廣 悦子(才能教育研究会理事・才能教育研究会 東海地区ヴァイオリン科指導者)
♪会場の皆様と共にキラキラ星変奏曲 演奏
セレモニーの様子は、才能教育研究会のブログ「Monthly Suzuki」でも詳しくご覧いただけます。
2016年3月29日(火)、四日市市あさけプラザにてスズキ・メソード三重支部の卒業コンサートが開かれました。
スズキ・メソードでは「卒業制度」を導入しています。前期初等科から研究科まで数段階の課程を設けています。各課程には卒業課題曲があり、その曲の演奏を録音したメディアをスズキ・メソード本部へ提出し、卒業検定を受け卒業となります。
今年も三重支部では、大勢の生徒さんたちが卒業しました。おめでとうございます。
これまでの練習の成果を聞きに来てくださいました皆様も、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。
この卒業コンサートでは、小さなお子様の無料での楽器体験も行いました。ご参加頂きました皆様、どうもありがとうございました。これを機会に、ヴァイオリンやチェロなどの楽器、音楽に興味を持って頂ければ嬉しく思います。
2016年3月29日(火)13時より、あさけプラザにて、スズキ・メソード三重支部の卒業コンサートを開催します。お時間ありましたら、ぜひ遊びにいらして下さい。
また、2歳のお子さまから、無料での楽器体験も行っております。この機会にぜひお試しください!
「スズキ・メソード」をご存じでしょうか?
スズキ・メソードは、鈴木鎮一先生という、ヴァイオリンの先生が70年前長野県松本市で始められた早期幼児教育法です。
子どもは誰でも両親の母国語をはなすことができます。幼児は、母親や父親が話す言葉を「聞く」ことで、言語を学ぶのです。
「母語教育法」と呼ばれる方法です。
まず耳(聞く事)からはじめ、子どもに音楽によって高い感性を育てる。これが「スズキ・メソード」です。
外国では学校教育に広く取り入れられ、46各国地域に拡がり40万人以上がこのメソードで学んでいます。
スズキ・メソードは世界中の子どもたちが習っているのです。
2012年5月、私はアメリカのミネアポリスでこんな経験をしました。
このとき、次の年(2013年3月)に日本で開かれる第16回世界大会のキャンペーンのため、「アメリカスズキ協会創立50周年」の講習会に出席する目的で渡米しました。
ミネアポリスの空港の入国管理官から、例のごとくアメリカ入国の理由を尋ねられました。
私はどうせ理解はされまいと思いましたが、
「スズキ・メソードのコンファレンスに出席のため」
と答えてみました。
すると入国管理官が眼を輝かせて、
「僕、 小学校でスズキ・メソードでヴァイオリンを習ったよ!ほらこの曲」
と言って、スズキの教本1巻にある「こぎつね」を口ずさんでくれました。
鈴木鎮一先生の「地球上のすべての子供の幸せのために」というこの社会運動は、今や世界中にこんなにも浸透したのかと、本当に深い感銘を憶えました。