スズキ・メソードをご存じですか?
「スズキ・メソード」をご存じでしょうか?
スズキ・メソードは、鈴木鎮一先生という、ヴァイオリンの先生が70年前長野県松本市で始められた早期幼児教育法です。
子どもは誰でも両親の母国語をはなすことができます。幼児は、母親や父親が話す言葉を「聞く」ことで、言語を学ぶのです。
「母語教育法」と呼ばれる方法です。
まず耳(聞く事)からはじめ、子どもに音楽によって高い感性を育てる。これが「スズキ・メソード」です。
外国では学校教育に広く取り入れられ、46各国地域に拡がり40万人以上がこのメソードで学んでいます。
スズキ・メソードは世界中の子どもたちが習っているのです。
2012年5月、私はアメリカのミネアポリスでこんな経験をしました。
このとき、次の年(2013年3月)に日本で開かれる第16回世界大会のキャンペーンのため、「アメリカスズキ協会創立50周年」の講習会に出席する目的で渡米しました。
ミネアポリスの空港の入国管理官から、例のごとくアメリカ入国の理由を尋ねられました。
私はどうせ理解はされまいと思いましたが、
「スズキ・メソードのコンファレンスに出席のため」
と答えてみました。
すると入国管理官が眼を輝かせて、
「僕、 小学校でスズキ・メソードでヴァイオリンを習ったよ!ほらこの曲」
と言って、スズキの教本1巻にある「こぎつね」を口ずさんでくれました。
鈴木鎮一先生の「地球上のすべての子供の幸せのために」というこの社会運動は、今や世界中にこんなにも浸透したのかと、本当に深い感銘を憶えました。