竹澤恭子先生のFacebookの記事なのですが、皆様に鈴木鎮一先生(スズキ・メソード)、徳川義親公、竹澤恭子先生(本会ヴァイオリン科特別講師)との関係などご理解ただけるかとお知らせをさせて頂きます。
コンサートはあさって9月18日(日)ですが、機会があれば八ヶ岳高原にお出かけください。
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\ いよいよ今週末!/
「自然と人と文化が未来へつながる」八ヶ岳高原海の口自然郷の文化祭【八ヶ岳森祭】から、9月18日(日)に音楽堂で開催される<竹澤恭子 ヴァイオリン・リサイタル> の背景をご紹介いたします。
■ 徳川義親公とスズキ・メソード
東京目白の閑静な住宅街に突如現れる葵の御紋。侯爵邸時代を偲ばせる重厚な建物は、尾張徳川家第19代当主徳川義親公が設立した徳川黎明会の事務局として今なお健在です。
一方、義親公の本邸主屋として1934年に建てられたお屋敷は、1968年に八ヶ岳へと移築され、「 八ヶ岳高原ヒュッテ 」として半世紀の歴史を刻みました。
前庭で開催されたレコードコンサートのにぎわいは、やがて専用ホールを望む声となり、八ヶ岳高原音楽堂の誕生へと繋がっていきます。
さて義親邸時代のこと。邸宅に寄宿したひとりの青年が、日本のクラシック音楽発展の歴史に大きく関わることになります。
青年の名は鈴木鎮一。日本ではじめてヴァイオリンを製作した父・政吉のもと明治31年に名古屋に生まれた鎮一氏は、義親公を頼り22歳で上京。幸田露伴の妹・安藤 幸にヴァイオリンを学びます。その後、義親公の世界旅行に同行しドイツへ留学。帰国後は演奏活動の傍ら、江藤俊哉、豊田耕兒、諏訪根自子など後進の指導にあたります。長野県松本に開設した音楽院は、やがて「 スズキ・メソード 」の名で全国、そして世界へと広がっていきます。
“ 世界のタケザワ ”として国際的な活躍を続ける竹澤恭子さん。
世界が称賛するその歌心には、耳で聴いて音楽を身に付けさせる「 スズキ・メソード 」の教えが息づいています。
INFORMATION
八ヶ岳高原ヒュッテ(旧徳川義親邸)『木彫りの熊と徳川さん』関連公演
竹澤恭子 ヴァイオリン・リサイタル
世界の檜舞台を歩む
日本が誇る名手。
2022年9月18日(日)
15:00開場 / 15:30開演
【共演】 加藤洋之(ピアノ)
【プログラム】
J.S.バッハ:ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV 1017
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 作品78「雨の歌」
ブロッホ:ニーグン
※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。
https://www.yatsugatake.co.jp/event/concert/2022/0918/
後援:公益社団法人才能教育研究会
♪八ヶ岳森祭の詳細はこちら↓
https://www.yatsugatake.co.jp/event/yatsugatake-morisai2022/