「70周年記念コンサート」の報道
8月2日(火)に長野県松本市総合体育館にて開催されました「70周年記念コンサート」の様子が、2016年8月3日(水)付けの毎日新聞地方版にて報道されました。
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才能教育研70年記念コンサート
OBら2500人訪れ
音楽教育法「スズキ・メソード」を提唱したバイオリニスト、鈴木鎮一さん(1898-1998年)が開いた松本音楽院(現在の公益社団法人・才能教育研究会)の設立70周年記念コンサートが2日、松本市総合体育館で開かれた。
国内外から生徒、指導者らが集う夏期学校に合わせて開かれ、OBやOG、父母ら約2500人が訪れた。
約1000人の生徒がバイオリン、チェロなどに分かれて演奏。
スクリーンに70年の歩みを紹介する映像や写真が写し出され、当時の発表会などで盛んに演奏された思い出深い曲が披露された。
名古屋タカシマヤでのコンサート
今年からの初めての祝日「山の日」の8月11日(木)に、ジェイアール名古屋タカシマヤ8階ローズパティオにて「おこさま音楽演奏会」を開催しました。小学生以下のスズキ・メソードの子供たちによるミニコンサートで、11時・1時・3時の3回公演でした。
演奏会後には楽器の体験会も行いました。
たくさんの方に足を運んでいただきまして、ありがとうございました。
70周年記念コンサート
去る8月2日(火)に長野県松本市総合体育館にて、才能教育研究会創立70周年を記念した「70周年記念コンサート」が開かれました。これは、毎年夏に国内外から指導者、生徒が集まって松本市で開催される「夏期学校」の期間に合わせて行われました。
世界中のスズキ・メソードのOBやOG、生徒、父母らも交えて、才能教育研究会の70年の歴史を振り返るとともに、音楽を一緒に楽しみました。
私のクラスのOB、OGも、昔の夏期学校を思い出して親子でたくさん参加してくれました。親子3代での参加もありました。皆、「何十年ぶりでも暗譜で弾ける」と喜んでいたのが印象的でした。
そのときの様子は、「Monthly Suzuki」でも写真でご覧いただけます。
海の星カトリック幼稚園でのお母さんの子育て講座 「感性をそだてる-人格をそだてる」
2016年6月24日(金)に、三重県四日市市の海の星カトリック幼稚園での「お母さん子育て講座」で、ヴァイオリン演奏と、鈴木鎮一先生の教育理念による子育てについて講演させて頂きました。
お母様方の声を直接うかがえる機会をいただきまして、大変勉強になりました。園長先生の神馬久美先生には感謝申し上げます。
神馬先生には幼稚園のニュースレーター「て・くむ」にも、すてきな文章を書いて頂きました。ここでもご紹介させていただきます。
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お母さんの子育て講座 「感性をそだてる-人格をそだてる」
6月24日 末廣悦子先生を招いて
末廣先生のヴァイオリンの音色は、心にジ~ンとくる、それはそれは美しい響き。全員感動! こんな静かで落ち着いた音楽が家庭の中で流れていれば、親も子も心豊かに過ごせるはず。そんな環境を作るのが母のつとめだと教えていただきました。
静かなそして、あたたかくて柔らかな雰囲気の中でこそ、感性は育ちます。ぜひ、今日からやってみましょう。「思ったらやりなさい、思ってやらないのは、思わないのと同じです。」これはスズキメソードの創立者鈴木鎮一氏の言葉です。
音楽でもスポーツでも何でも、一つのことを掘り下げて行くと「美―真善美」に到達します。子どもはお母さんが「美しいな!」と思うものを与えてほしいのです。毎日5分から始めて繰り返す練習にお母さんも付き合って励ましてください。「続ければできるようになる」「美しいと感じる」実感を子どもに与えてやってください。この体験が、その後の人生で困難を乗り越える力になります。あれこれたくさんの習い事をやらせるのは賛成できません。お母さんは世の中の情報に惑わされないで、一つを選んでください。「美しいと感じること」それが生きる力になります。一つがそこまで達したら、子どもが別のものを選んだとしても、そのレベルから出発して自分で積み上げることができるのです。聖書のマタイ書25章にあるタラントのたとえは、神様からもらっている才能(タレント)はみんな異なるが、自分のタレントを十分大きくするように、と教えていると思います。いかに大きく増やすかは母の力にかかっています。
日本では親と子だけの家庭が多く、周りとのつながりが希薄なので、相手の心を思いやることが育ちにくい環境になってきました。外国では教会というコミュニティをはじめ、家族親戚、近所の人々を招いて集いをする機会が多く、子どもたちは日常的にさまざまな価値観に触れ、それによって子どもの心が育ちます。一番大切な思いやりの心が育つ――真善美の域に達するまで支えてください。
「親が落ち着いた心でいることをまず、心がけましょう。」と、参加したお母さんは全員心に刻まれたことと思います。すぐにクラシックを聴かせ始めた、「自信をもって子育てを」の言葉に励まされた、先生の演奏に、お話にも「愛」を感じた…などの感想がたくさん寄せられました。明日からの子育てがたのしみになったようです。末廣先生、そして初期に園で教えられた岡田先生と伴奏をしてくださった岡田先生のお嬢様、心から感謝いたします。末廣先生から寄贈された、「子と母の名曲アルバム」は昼食時のクラシックの中に加え、園で流しています。